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DX推進に向けたネットワーク刷新の
プロジェクトを豊富な経験に基づく
技術ノウハウでアルテリアがサポート

株式会社ベネッセコーポレーション様

「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」をはじめとする教育、介護・保育分野で様々なサービスを展開するベネッセグループでは、「デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」を2025年までの中期経営計画の中核戦略として位置付け、DX推進における取り組みの一環として「インフラの刷新」を進めている。そして、事業価値向上を目指してネットワーク全体を最適化するために導入を進めていた、SD-WANのインターネット回線にアルテリア・ネットワークスの法人向け上下最大10Gbpsインターネット接続サービス「UCOM光 ファストギガビットアクセス」が採用された。

インターネット接続 トラフィックが増大している
導入サービス

1社専有型による上下最大10Gbpsの高速・大容量インターネット接続サービスです。

会社名
株式会社ベネッセコーポレーション
本社所在地
岡山県岡山市北区南方 3-7-17
設立
1955年1月28日(創業)
従業員数
2,680名(2023年2月現在)
事業内容
ベネッセグループにおいて国内教育、海外教育、介護・保育、生活といった分野で人のライフステージに沿った事業を展開
URL
https://www.benesse.co.jp/

導入の背景

事業価値向上のためにDXを推進し、ネットワークを刷新

ベネッセコーポレーションは、事業価値を高めるべくDXを推進し、インフラの刷新を進めていた。その1つであるネットワーク刷新のプロジェクトでは、ベースラインのネットワークの安定性を求めていたと横山 氏は話す。

「利便性や生産性の向上を目的に、業務に集中できる快適なネットワークの実現を目指しました。近年、オンライン会議やリッチコンテンツの業務利用が増え続けており、ネットワークが遅い・つながらないという事態は避けなければなりません。そのため、WANをSD-WAN(※1)化して通信特性に応じた帯域を確保し、接続経路を最適化するネットワーク構築を進めました」(横山 氏)。

「利用者数から割り出した必要な帯域は10Gbps。満席時に全ユーザーがビデオ通話を利用した場合でも耐えうる帯域を要件に、インターネット回線の選定を開始しました」(横田 氏)。

株式会社ベネッセコーポレーション

Digital Innovation Partners

インフラ・テクノロジー部 ネットワークサービス課

横田 壮史 氏

1 SD-WAN【Software Defined-Wide Area Network】ソフトウェアによって、物理的なネットワーク上に仮想的なネットワークを作る技術で、複数のWAN回線の一元管理、インターネットブレイクアウト、通信の安定などを実現する。

導入の経緯

上下最大10Gbpsの回線を提案できたのはアルテリア1社のみ

インターネット回線の選定は、10Gbpsなどを要件に3社のコンペで行われた。その結果、選ばれたのがアルテリア・ネットワークスの提案だった。

「コストパフォーマンスを重視した上で、10Gbps・1社専有型・ベストエフォートを要件に出したのですが、他2社の提案に上下最大10Gbpsはありませんでした。当時、アルテリア・ネットワークス以外の通信事業者は法人向けの上下最大10Gbpsインターネット回線を取り扱っていなかったようです。また、提供エリアが広く、主要拠点やNOCへの上下最大10Gbps回線の導入が可能でした。加えて、2015年から弊社拠点の回線にアルテリア・ネットワークスの回線を利用しており、障害の頻度の少なさとサポート対応の実績から選定しました」(横田 氏)。

こうした理由以外にも、法人向けのサービス提供の実績が豊富であることも高く評価したという。

 

ネットワーク構成図

ネットワーク構成を見直し、お客様の目標実現に向けて柔軟に対応

インターネット回線の敷設を進める中、引き込みを予定していたバックアップ回線が、データセンターの規定に合わないことが判明した。 すぐさまアルテリア・ネットワークスは、引き込みルートや回線種別を変更する解決策を提案し、工期遅れのリスクを払拭した。

「アルテリア・ネットワークスには、敷設工事を進める中でSD-WAN導入に必要な回線の構成変更など、柔軟に対応いただき、予定通りにSD-WANを導入できました。ネットワーク全体の刷新という私たちの目標実現のため、できうる限りのことを提供してくださるアルテリア・ネットワークスのスタンスや柔軟さは、サービス以上に価値があると感じました」(横山 氏)。

株式会社ベネッセコーポレーション

Digital Innovation Partners

インフラ・テクノロジー部 ネットワークサービス課

課長

横山 悟 氏

導入の効果

利用者から遅延などの報告もなく、導入効果は計画通り

上下最大10Gbps回線を利用したSD-WANは2022年2月に移行を開始し、2022年6月に対象拠点の移行を完了させ、ベネッセコーポレーションのさまざまな業務に活用されている。

「DX推進に伴いクラウド移行した業務システムや、Microsoft 365、SharePoint、オンライン会議といったクラウドサービスの利用は増え続けています。そんな状況で、SD-WANの導入によって通信は安定しており、利用者からの遅延などのトラブル報告が挙がってこないことからも、計画通りの効果が得られていると思います」(横田 氏)。

また、利用開始からトラブルもほとんど発生しておらず、運用の負荷も軽減されている。

今後の展開

DXはますます加速させていく、アジリティのあるインフラの実現へ向かいたい

主要拠点を結ぶ新たなネットワークが完成したが、今後も多数のパートナー企業のネットワークを含め、ネットワークの刷新は継続する予定だ。また、自社保有のデータセンターのクラウド移行も推進している。

※2025年度<チャレンジタッチ1ねんせい>4月号教材です。

「DX推進に向けたネットワークの刷新は、当初の計画通りに完了しました。しかし、現在のネットワークの姿が完成形とは思っていません。今後、事業方針に合わせて、例えば、ネットワーク機器の所有を減らしてインフラのアジリティを高めることや、SASEの導入でセキュリティをさらに強化することなど、検討を進めています」(横田 氏)。

また、横山 氏は、一般的にネットワークなどのインフラ運用は、現状維持を優先する傾向があるという。
「私たちは、事業価値を高めるインフラの提供を目指しています。現状維持ではなく、今後、新しい価値を生み出すネットワークへと挑戦を繰り返していく中で、ネットワークのエキスパートであるアルテリア・ネットワークスのサービスや先進的な技術、ノウハウでご支援いただければと思っています」(横山 氏)。

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担当営業コメント

お客様が積極的なDX戦略を推進する中で、重要なインフラとなるネットワークの速度や運用を評価いただき、お客様に安心していただけるネットワーク環境をご提供できていることを非常に嬉しく思っております。
弊社はお客様の課題解決に向けて、提案から構築までSE・デリバリー・営業が密に連携し、運用についてはサポートチームを加え会社一丸となってネットワークの安定稼働に努めております。
ネットワーク環境は作ることがゴールではなく、日々の変化に対応することが重要なため、トラフィック増加への対応や運用負荷の軽減等お客様とご相談しながら最適案を見つけていきたいと思います。
今後もDX推進の陰の立役者としてアジリティを高めたネットワーク環境の構築、運用によりお客様業務に貢献できれば幸いです。

法人事業本部 第二営業本部 西日本営業部 関西営業第二チーム
山崎 瞳