アルテリアを知る ABOUT US
アルテリア・ネットワークスの事業は、IT業界の中で
どのようなポジションを築いていて、どのような役割を果たしているのでしょうか。
その位置づけと役割を説明していきます。
通信インフラ業界とは?
IT業界はもともとコンピュータを稼働させるために必要なサービスを提供する企業で構成されていました。ハードウェアやソフトウェアのメーカー、それらを組み合わせてシステム構築を手掛けるシステムインテグレーターなどです。その後、ネットワークを介して情報をやりとりするようになり、プロバイダ、eビジネス、通信企業なども含まれるようになりました。
ITの役割も変化しています。当初は事務の効率化を目指したものでしたが、現在では新しい価値の創出やビジネスモデルの策定など、経営の意思決定をサポートしたり、新しい事業を起こしたりする役割を持っています。また、ネットワークを介して時間や距離を意識することなく情報をやりとりすることができるようになり、扱う情報もテキスト、画像、動画と容量の大きなものへと変化しています。より容量の大きな情報を素早く正確に送るため、ネットワーク回線や関連機器に新しい技術が次々に投入され進化してきました。
アルテリア・ネットワークスは、全国規模で自社の回線網を保有している3大メガキャリアに次ぐ通信キャリアです。通信インフラ業界は、通信キャリアとそこに必要な機器を提供している会社の集合体です。先進的な技術で情報を大量に高速で伝達し、加工や編集まで行うことでソリューションを提供、社会と人々の生活を大きく変えていくことのできる、可能性に満ちたビジネスを展開しています。
アルテリアの位置づけとは?
通信キャリアは、電話事業からスタートしました。長く国内通話は電電公社(現・NTT)、国際通話は国際電電(現・KDDI)が独占していましたが、1985年に自由化され、さまざまな企業が参入しました。自社設備を持つ通信事業者だけでなく、設備を借りて事業を行う通信事業者もあります。
通信で届ける情報も当初は音声だけでしたが、その後、コンピュータ同士で情報をやりとりするようになり、通信キャリアはさまざまな情報をデータとして送受信するためのネットワークを整備するようになりました。また、無線通信技術の進歩により、携帯電話や情報端末を持ち歩くことができるようになりました。ネットワークもこうしたモバイル機器を自由自在に使えることを前提に構築することが求められています。
このような技術の進歩やニーズの変化を踏まえたうえで、NTTグループ、KDDI、ソフトバンクなどのメガキャリアは、自社が整備して保有するネットワークを不特定多数の対象に利用してもらうサービスを展開しています。一方、アルテリア・ネットワークスは、企業・団体・組織といった法人のお客さまのニーズに合わせてカスタマイズしたサービスを提供しています。通信キャリアとして自社のネットワークを利用していただくという意味では同じですが、当社は、柔軟性を武器にお客さまそれぞれのニーズにきめ細かく対応しているわけです。お客さまとしっかりと向き合い、お客さまにとっての特別な存在であることを目指しているのです。
アルテリアの事業
アルテリア・ネットワークスのお客さまは主に法人です。事業は、「ネットワーク」事業、「インターネット」事業、「マンションインターネット」事業、「DXサービス」事業の4つに分かれており、全国主要都市を中心にサービスを提供しています。これらの事業を支えているのは、2階層からなる情報通信ネットワークの強固なサービス基盤です。
第1階層は、物理的な「伝送路(自社回線)」で、創業当初から全国主要都市を中心に、大都市圏同士を結ぶ形で敷設してきました。 まさに通信ネットワークの「動脈」と言えます。
第2階層は、IP技術を使った「IPネットワーク」です。インターネット接続をするISP(インターネットサービスプロバイダー)としての「インターネット」と、インターネット接続をせずに閉域VPN(拠点間ネットワーク接続)を構築する「クローズドIPネットワーク」の2つがありますが、どちらも第1階層にある「伝送路」を活用します。全国主要都市を中心に、このような2階層の強固なサービス基盤を持つのは、メガキャリアとアルテリア・ネットワークスの4社だけです。
アルテリア・ネットワークスでは、サービスの企画・開発から、通信回線の設計・施工、保守・運用まで自社で行っています。また、自社回線だけでなく、必要に応じてメガキャリアの回線もフレキシブルに活用、リッチコンテンツの配信、膨大なトラフィック(通信量)の処理、高度なセキュリティレベルの確保など、多彩なお客さまのニーズに応えています。
サービス内容
「ネットワーク」事業では、アルテリア・ネットワークスが保有する「自社回線」を基盤に、「NFV」「VPN」「クラウド接続」「監視ソリューション」など様々なサービスを自由に組み合わせて、お客さまのビジネスを支えるセキュアな通信ネットワーク・インフラをオーダーメイドで提供しています。
「インターネット」事業では、自社回線を用いて、大容量でも高速で接続できる環境を提供する「インターネット接続」、通話品質の高さとコスト削減効果を実現する「IP電話」、ネットワーク環境や、運用に合わせたさまざまなセキュリティソリューションを提案する「セキュリティ」サービスを提供しています。一般企業はもちろんのこと、大容量のデータの送受信が必要なコンテンツ配信事業者や、制作会社、データセンター事業者などからも高い評価をいただいています。
「マンションインターネット」事業では、提供戸数95万戸超のマンション「全戸一括型」 インターネット接続サービスを、株式会社つなぐネットコミュニケーションズ(グループ会社)を通じて提供しており、国内シェアはNo.1 *1 です。マンション居住者をはじめ、マンション開発や管理・運営に携わる事業者向けのサービスを展開し、電気料金サービス、防災・コミュニティ形成支援サービスといったマンションライフを支援するサービスも提案しており、快適な街づくりに貢献しています。
「DXサービス」事業では、優先通信サービスとしてマンション一括インターネット接続方式で利用者(住戸)ごとに優先ルートによる接続を可能にした日本初 *2 の通信サービス「Connectix」を2021年8月に開始しました(特許第7044450号を取得)。さらにeスポーツスタジオ運営として「eスポーツ大会運営/オンライン配信サービス」そして「eスポーツ社内イベント支援サービス」などのサービスをご提供しています。
*1 MM総研「全戸一括型マンションISPシェア調査(2023年3月末)」に基づくもので、アルテリア・ネットワークスとの事業統合以前も含まれています。事業統合後は6年連続となります。
*2 マンション一括インターネットサービスで住戸ごとに優先制御できるサービスにおいて(2021年5月時点 つなぐネットコミュニケーションズ調べ)